皆さん、こんにちは。
オフィス福永を営んでいる福永育子と申します。
このコーナーを《編集長ブログ》と称して、これから徒然なるままに日々の所感を書き綴ろうと思います。
弊社は書籍や雑誌の企画・編集を主な生業としており、起業して10年が経ちました。ご承知のとおり、リーマンショック以降、出版業界は不況から立ち直れないまま平成を終え、SNSの登場で更に紙離れが加速、ネットを通じて情報がタダで手に入る時代になりました。
今や「読みたい人より、書きたい人」の時代です。
思い起こせば新卒で青春出版社の書籍編集部に就職して早、35年以上の月日が流れ、この間、人生いろいろあったにせよ、一貫して本づくりに携わってこられたのは幸せと言えば幸せなこと。気がつけば私はプロジェクトX風に言うと「職人」になっていました。
小説家を夢見る少女だったのに、まだ一行も書いていない。
このブログをどなたが読んでくださるにしろ、紙媒体の終焉を迎えるにあたり、老境へと差しかかった女性が何を感じているか、その独り言にお付き合いくだされば幸いです。
一回目はご挨拶代わりの文章に留め、次回からは砕けた調子で気楽に書きます。
